どうも、がわです。
日々色んなストレスと戦っているあなたに伝えたいことがあります。
ストレスって、溜まりだしたら止まらないですよね。
発散したと思ってもすぐまた溜まってる感覚は私だけではないと思います。
『ストレスといかに向き合っていくか?』
『ストレスをどう対処するか?』
なくならないストレスを抱えたとき、あなたはこのように考えるかもしれません。
しかし、ストレスはがんばって戦おうとすればするほど抱え込んでしまうのです。
今回は、そんなやっかいなストレスと戦わずして勝利のゴングを鳴らす方法をお伝えしようと思います。
そもそもストレスを感じる原因は?
あらゆるストレスは、ストレッサー(ストレスの原因となる刺激)によって引き起こされています。
ストレッサーは物理的(暑さや人込み)、生物的(ウイルスや花粉)、化学的(タバコやホコリ)、社会的(人間関係や家庭環境)、心理的(不安や緊張)とたくさんあります。
ここで考えてほしいのは『自分のストレッサーになっているものはなにか?』ではありません。
なぜならすべてのストレッサーは、あなたがストレスを感じる『外的要因』に過ぎないからです。
ストレスを感じるのは『外的要因』のせいではありません。
『外的要因をストレスとして認識しているあなたの意識』が原因なのです。
たとえば、目の前にカレーがあるとします。
カレーは合宿やキャンプ、調理実習など大人数で一緒に作る機会が多く、子どもから大人まで、みんなに愛されるメニューだと思います。
しかし、もしにんじんが苦手だとすると、ごろっと大きなにんじんの入ったカレーはその人にとってストレスに値します。(私です。)
『にんじんが苦手』というのは個人の味覚問題ですが、にんじんが入っていることにストレスを感じるのはなぜでしょうか?
なぜ、『外的要因』を『ストレス』だと認識するのでしょう?
それは『外的要因』がなにであれ、自分の許容範囲から外れたものをストレスとして認識しているからです。
大多数の人にとってにんじんは、カレーの味に対する許容範囲に収まっているから、なんとも思わず食べられるのです。
辛さだってそうですよ。どこまで辛いもの受け入れられるかは人それぞれ許容範囲があります。
メニューにハバネロのマークが2つ付いているものを、辛いと思うか平気と思うかはあなたの許容範囲次第なのです。
あなたの許容範囲を決めているもの
ちょっと、想像してみてください。
あなたは今、エレベーターの中に立っています。
このエレベーターはちょっと変わっていて、床も含め全面が、触らないとあるかどうかわからないほど、むちゃくちゃ透明度の高いガラスでできているとします。
このエレベーターがあるのは世界一高いビルの中です。あなたは階が上るごとにに3メートル空に昇っていきます。10階までいけば、地上30メートルです。
電柱の高さ(地上で見えている分)の平均は12メートルぐらいと言われていますが、30メートルだと2本ちょっと分の高さですね。
その上に立って下を見下ろしているのと同じです。
さて、ここで質問です。
あなたはこのエレベーターで何階までいくことができますか?
15階?50階?
それとも100階ぐらい全然平気?
100階以上でも余裕!って言える人は、世界一高いロイヤル・ゴージ・ブリッジバンジージャンプ(アメリカ) 【321m】に挑戦することができます。おめでとうございます。笑
日本だと東京タワーの上からジャンプするようなものです。(めちゃくちゃ怖い)
ちなみに私だったら、2階くらいですかね・・・。(ビビリ)
もしそれ以上上に行く必要があるならエスカレーターか普通のエレベーターを探します。
(階段はしんどいからいやです!)
今考えていただいたように、この質問でわかるのはあなたの高さに対する許容範囲です。
そしてその許容範囲を決めているのは一体誰でしょう?
そうです、あなた自身です。
高さだけではありません。
すべての外的要因は、あなたが決めた許容範囲から外れたときにストレスになるのです。
ストレッサーは、常にリングの上に立っています。
そのリングに上がってバトルをするかどうかは、無意識に許容範囲を決めたあなた次第なんですね。
許容範囲を再設定しよう
発散してもなくならない、戦うしか方法がないと思っていたストレスに不戦勝する方法。
すべてのストレスは自分の許容範囲次第だとわかったところで、あなたがとるべき行動はたった1つだけです。
それは『許容範囲の再設定』です。
たとえば、ストレスの最大の原因ともいわれている人間関係の場合。
※ちなみに私は人間関係で生じるストレスはすべて無駄だと思っています。
関連記事:【閲覧注意?】人間関係のイライラで無駄にしている1年間の総額がえげつない話
職場で「あの人むかつくー!ムキー!」と感じるとき、それはその人があなたの許容範囲から外れた瞬間です。
小さな子供は、お母さんにおもちゃを買ってほしくて駄々をこねます。
お母さんはダメだと一点張りで、子どもは地団太を踏み、ついには泣き出してしまいます。
これは、子供が想定する許容範囲(お母さんが自分の欲望を叶えてくれる期待値)からお母さんが外れたからなんですね。
一方、お母さんは泣き出した子どもを見ても、泣き止んでほしいからといって同じように駄々をこねることはありません。
子どもが泣くのはお母さんにとって許容範囲内だからです。
許容範囲は、あなたが外的要因に求める期待値でもあります。
あなたが職場の人にムキー!となるのは、あなたの求める期待を裏切られたからに他なりません。
期待を裏切られてどこまで許せるか、それがあなたの許容範囲なのです。
では許容範囲の再設定とはどういうことか?
それは『よくも悪くも期待しない』
=『許せる範囲を広げよう』ってことです。
あなたが怒ったり泣いたりと感情的になるとき、あなたの立場は先ほどの小さな子どもと同じです。
人間関係は、相手に期待しないことで許容範囲を一気に広げることができます。
お母さんになる必要はありません。ただ大人側の立場に立って、許せる範囲を広げればいいのです。
完璧になる必要はない
『許容範囲の再設定』=『許せる範囲を広げよう』と言いましたが、極端に全てを許す必要はありません。単細胞的に解釈すると意味ないです。
さっきの透け透けエレベーターの話でいうと、私は2階が許容範囲でした。
高さの恐怖に対して許せるのはそのレベルと私が決めています。
でも、それ以上上がらないといけない場合どうするか?
先ほどもかきましたが、そうです、
普通のエレベーター、もしくはエスカレーターを探すのです。
(階段はいやです!)(※大事なので二回言いました)
何か目的達成のために、その方法が許容範囲から外れてあなたのストレスになるなら、別の手段をとればいいのです。
リングの上からこっちを見下ろす外的要因が気になるなら、そもそもリングのある会場に行かなければいいんですね。
外的要因に対する許容範囲が広いほど生きやすくなるのは確かです。
だからといって全てを許す必要はありません。
方法論は世の中に溢れているので、ストレスは戦うしかないという思いみはやめましょう。
※方法論を決めているのもやはりあなた次第なのですが、これはまた別の記事でお話しようと思います。
無理に戦う必要なんてないんです。
ストレスを感じる義務は誰にもないのですから。
まとめ
ストレスを感じるのは、外的要因があなたの許容範囲から外れたときです。
つまり外的要因がストレスなのではなく、許容範囲から外れたものをストレスだと認識するあなたの意識が原因でした。
ストレスと戦わずして不戦勝する方法は、
『許容範囲を広げ、良くも悪くも期待しないこと』=『許すこと』
そして、許容範囲が広げられない場合は『別の手段をとること』でした。
負の感情を認識させるストレスは向き合わなくていいものです。
そもそもあなたの認識次第で、ストレスはストレスじゃなくなるんですよ。
関連記事『世の中は大体思い通りになることを前提にする』にもかいてますが、世の中はいつだって中立なのです。
※にんじんの味がだめじゃないんです。にんじんの味を苦手だと感じるあなたがいるだけなんです。(仲間ですね!笑)
これであなたはもう、リングに上がらなくなりました。
あなたをムキー!とさせる人が小さな子どもに見えたとき、ふふんと余裕で笑えるあなたの背後で、勝利のゴングは鳴り響くことでしょう。笑