どうも、がわです。
今回は、私の人生で経験した中で「ヤバすぎて逆に教えたくないランキング」読書部門でTOP5入りしたある一冊について、あえてお話したいと思います。笑
心理学の知識が「体験」できる本
私の中の「ヤバすぎて逆に教えたくないランキング」読書部門でTOP5入りした一冊とは『現代広告の心理技術101』です。
この本は広告界のエキスパートによって書かれたもので、反応を取る広告をつくり、人に行動させるための心理学を追求した内容です。
あるとき私は、人材紹介の仕事で紹介が決まらず悩んでいました。
「すごくいい会社なのに求職者に魅力が伝わらない」
「スカウトメールの反応がイマイチすぎる…。」
そんなときに手に取ったのが、この『現代広告の心理技術101』です。
私はこの本から人間心理の本質を学び、人をいかに簡単に行動させるのかを体験しました。
本を読むことでただ単に知識を吸収したのではなく、
「 体験した 」
こんな感覚になるって、めちゃくちゃすごくないですか?笑
せっかくなので、出し惜しみせずに私が体験したことを共有させていただきますね!笑
広告の目的は人に行動させること
まずは、「現代広告の心理技術101」という本なので「広告」の話からしたいと思います。
著者であるドルー・エリック・ホイットマン氏は、
「広告の目的は人に行動させること」
と私たちに伝えています。
例えば、さきほどお話した私の悩み、「会社の魅力がうまく伝わらない」というものがありましたが、
なにも私は、紹介する会社がいかに素晴らしいものなのかを知ってもらいたいだけではありません。
私の目的は、求職者が紹介した会社の良さを知り、ここで働きたいと面接にきてもらって、「就職してもらうこと」にあります。
スカウトメールを送る理由だって同じです。
とにもかくにも、求職者に動いてもらいたいんですよ。
だって彼らがどんどん就職してくれれば、クライアントの会社から紹介料をじゃんじゃん振り込んでもらえますからね。笑
まぁ、ビジネスですし、利益のために人を動かしたくなるのは当然といえば当然のことです。
でも、ちょっと立ち止まって考えたい。
「広告の目的は人を行動させること」
だけど、
「私はいったい、"なにが人を行動させるのか”ということを、どれくらい理解しているんだろう?」と。
私たちを突き動かす8つの欲求
「なにが人を行動させるのか」
それを理解するには、人の心理を学ぶことが大切です。
ということで、ここからは「現代広告の心理技術101」のなかで私が印象的だと感じた人の心理についての超基本的事実をお伝えしましょう。
※ちなみに、この基本をおさえると簡単に人を動かせてしまうので、くれぐれも悪用はしないように!笑
まず、人を行動させるために大切な事実とは、「誰にでも共通する基本的な欲求が8つあり、人はその欲求を避けて通ることはできない」ということ。
そして基本的な欲求は8つまとめて「生命の8つの躍動」とよばれています。
【生命の8つの躍動】
- 生き残り、人生を楽しみ、長生きしたい。
- 食べ物、飲み物を味わいたい。
- 恐怖、痛み、危険を免れたい。
- 性的に交わりたい。
- 快適に暮らしたい。
- 他人に勝り、世の中に後れをとりたくない。
- 愛する人を気遣い、守りたい。
- 社会的に認められたい。
「生命の8つの躍動」の何がすごいかって、
「人はその欲求を避けて通ることができない」
ここが、ポイントですよ。
私たちは、生物学的にプログラムされた欲求の前だと、抵抗する間もなく感情を駆り立てられ、否が応でも行動せざるを得ない心理状態になってしまうのです。
…なんとも恐ろしい話ですね。笑
でも確かに、
目の前にジュージューと音を立てて肉汁の溢れるステーキがあれば、食べないという選択肢はありません。
素潜りで魚を10匹獲れなければ殺すといわれたら迷わず海に飛びこむでしょう。
「人は8つの欲求を避けて通ることができない」
言い換えてみれば、
「人は8つの欲求を満たすために行動している」
ということが理解できるのではないでしょうか。
例えば、さっきの私の話で考えてみてください。
私がクライアントの会社の魅力を伝えるのは、求職者に行動(就職)させるためだと伝えました。
でも、もっと突き詰めていけば、私の真の目的は何なのでしょうか。
求職者を行動させるためだけではありません。
会社のためでもありません。
答えは、私が私自身の欲求を満たすためです。
だって、想像してみてくださいよ。
就職者が増え紹介料がどんどん振り込まれれば、私の身に何が起こると思いますか?
まずは、会社のみんなで喜び合うでしょう。
先月は上手くいった、やったね、なんていいながら気持ちのよい朝礼になるのは目に見えています。
さあ今月もがんばろう、と生き生きと働くことができるでしょう。
さらに、売上好調の理由が私の送ったスカウトメールのおかげだとすれば、上司はきっと私をとても評価してくれます。
「よく頑張ってくれたな」
「さすがだな、頼りにしてるよ」
などとほめて報酬も与えてくれるでしょう。
そして翌日から私は、もう通帳を眺めるのが楽しくて楽しくてしょうがなくなるにちがいありません。笑
「大好きな人と美味しいご飯でも食べにいこうか?」
「家族のためにプレゼントを贈るのもいいな。」
「みんなが喜ぶ顔を浮かべるとたまらない!」
そんな期待とわくわくがどんどんあふれて、私の想像がとどまる事はないでしょう――。
…さて、この話の中に、いったいどれだけの欲求があふれていたのでしょうか。
あなたならお気づきだと思います。
もう、めちゃくちゃ欲求まみれでしたね!笑
このように私は、「現代広告の心理技術101」を読んだことであらゆることを想像し、人が行動するさまを自分自身で「体験」したのです。
「自分がいかに8つの欲求に支配されているのか」
また、
「どれだけ欲求を満たすために行動しているのか」
自分の心理に気づき、実感し、そして、理解したのです。
「あぁ、人の行動理由って単純なんだな」と。笑
まとめ
実はいま、私はこの文章を打つときも、「生命の8つの躍動」を意識してかいています。
あなたがここまで読んでいるということは、8つの欲求であなたを刺激し、「あなたに行動させることが成功した」何よりの証かもしれません。笑
ちなみに、私が仕事で実際に送ったスカウトメールでも「生命の8つの躍動」を意識するかしないかでは反応は全然変わりました。
人の心理って、面白いですね。笑
「現代広告の心理技術101」には、共有した「生命の8つの躍動」以外にも、とんでもない情報がたくさんつまっています。
次はどれを組み合わせてメールを送ろうか、わくわくがとまらない。笑
欲求を上手く扱うのか。
欲求に支配されるのか。
「現代広告の心理技術101」はあなたに新しい選択肢を与えてくれるかもしれません。
興味があれば、ぜひ読んでみてくださいね^^
⇒http://directlink.jp/tracking/af/1505463/OhCZrcqd/